本のご紹介

探検家

キャサリン・ランデル 著 越智典子 訳

本体1,700円(税別)
ソフトカバー/384頁/四六判
ISBN978-4-902257-47-2

飛行機が墜落し、アマゾンに取り残された子どもたち。探検家に憧れるフレッド。生き物を愛するライラと、きかん坊の弟マックス。皮肉屋で、周囲と打ちとけないコン。4人は、自力でジャングルを生きのびなければならない。だが、彼らよりも前に、だれかがここにいた気配が……?(小学上級から)

●コスタ賞児童図書部門受賞
●サンデー・タイムズ年間最優秀児童書

 

 

 

● 著者紹介

キャサリン・ランデル(Katherine Rundell)
1987年、英国ケント州生まれ。子ども時代をアフリカのジンバブエやベルギー、ロンドンで過ごす。現在、オックスフォード大学オール・ソウルズ・カレッジの研究員。2011年より作家活動をはじめ、15年「Cartwheeling in Thunderstorms」でボストングローブ・ホーンブック賞を、17年本書「The Explorer」でコスタ賞児童図書部門を受賞する。ほかに『オオカミを森へ』(小峰書店)、『テオのふしぎなクリスマス』(ゴブリン書房)など。

越智典子(おち のりこ)
1959年、東京生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。絵本に『ピリカ、おかあさんへの旅』(福音館書店・平成19年児童福祉文化賞)。著作に〈ラビントットと空の魚〉シリーズ(福音館書店)、『いのちのなぞ 上・下』(朔北社)、『完司さんの戦争』(偕成社)、翻訳にタハン『アラビア数学奇譚』(白揚社)、「デイビス&サットンの科学絵本」シリーズ『テオのふしぎなクリスマス』(以上、ゴブリン書房)など。