本のご紹介

テオのふしぎなクリスマス

キャサリン・ランデル 文 エミリー・サットン 絵
越智典子 訳

本体1,500円(税別)
上製本/64頁/246×189mm
ISBN978-4-902257-35-9

今夜は、クリスマスイブです。
なのに、テオのおとうさんとおかあさんは、いつものように仕事で留守。ベビーシッターは、テオをほったらかしていねむりをしています。
ひとりぼっちのテオは、窓の外をながめて、流れ星にいのりました。
だれか、いっしょにいてください!
すると、ツリーの上で、古ぼけたクリスマスのかざりが動きだし……。
テオとクリスマスのかざりたちとの、一夜の冒険がはじまったのです。

日常のなかで、変わらず、ほんとうに大切なものは何かに気づかせてくれる物語。(小学初級から)

 

 

● 著者紹介

キャサリン・ランデル(Katherine Rundell)
1987年、英国ケント州生まれ。子ども時代をジンバブエ、ブリュッセル、ロンドンで過ごす。現在、オックスフォード大学オール・ソウルズ・カレッジの研究員。2011年より作家活動をはじめ、2作目の「Rooftoppers」が英国やアイルランドで児童文学賞を受賞。2015年「Cartwheeling in Thunderstorms」で、ボストングローブ・ホーンブック賞を受賞する。
邦訳書に『オオカミを森へ』(原田 勝 訳 小峰書店)がある。

エミリー・サットン(Emily Sutton)
英国ノースヨークシャー生まれ。2008年、エジンバラ芸術大学卒業。絵本のイラストに『人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし』(徳間書店)『ちいさなちいさなめにみえないびせいぶつのせかい』『いろいろいっぱいちきゅうのさまざまないきもの』(以上、ゴブリン書房)がある。
http://www.emillustrates.com.

越智典子(おち のりこ)
1959年、東京生まれ。東京大学理学部生物学科卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。絵本『ピリカ、おかあさんへの旅』(福音館書店)で、平成19年児童福祉文化賞を受賞。ほかに、創作読み物〈ラビントットと空の魚〉シリーズ(福音館書店)、科学読み物『いのちのなぞ上・下』(朔北社)、翻訳『ちいさなちいさな』『いろいろいっぱい』(以上、ゴブリン書房)などがある。