本のご紹介

かかし

シド・フライシュマン 文 ピーター・シス 絵
小池昌代 訳

本体1,500円(税別)
上製本/32p/257×210mm
ISBN978-4-902257-10-6

ひとりぼっちのジョンじいさんが畑に立てたかかし。顔をつけ、服を着せ、毎日話しかけているうちに、かかしは、ジョンじいさんの大切な友となります。そこへ、一人の若者が現れて……。
孤独、友情、やさしさ、他者への共感について、
穏やかに語りかける絵本です。
(小学中級から)

 

●訳者・小池昌代氏(詩人・小説家)より

かかしと農夫と若者と。みんなひとり。
だから、ふれあう心と心。
さびたハーモニカの音色がする、滋味あふれる絵本。(本書帯掲載)

●各紙誌書評より

「孤独と友情を描く傑作絵本」(東京新聞5月1日朝刊)
「穏やかな孤独とやさしさが心にしみる」(「ダ・ヴィンチ」6月号)
「風とハーモニカとチェスの音が繊細な物語の伴奏を奏で、琴線を震わせます。
残る一冊」(「MOE」6月号)

●海外の書評でも絶賛!

「フライシュマンとシスが作った、完璧な芸術品!」(ニューヨーク・タイムズ紙)
「この物語の “ 穏やかなユーモア ” を、読者は愛おしむだろう」(カーカス・レビュー誌)
「心揺さぶられる、忘れがたい作品」(ホーンブック誌)

●著者紹介

シド・フライシュマン(Sid Fleischman)
1920年、ニューヨーク・ブルックリンに生まれ、カリフォルニアで育つ。少年時代は奇術師を志し、マジックショーの一座と各地を巡ったこともあるという。その後地方紙の記者などを経て、作家となる。79年「Humbug Mountain (ペテン師山)」でボストングローブ・ホーンブック賞を、87年『身がわり王子と大どろぼう』(偕成社)でニューベリー賞を受賞。ほかに『ジンゴ・ジャンゴの冒険旅行』『マクブルームさんのへんてこ動物園』(以上 あかね書房)など、ユーモアたっぷりの作品を数多く発表している。

ピーター・シス(Peter Sis)
1949年、チェコのブルノに生まれる。映像作家として出発。80年代にアメリカに渡り、雑誌のイラストや児童書の挿絵、絵本の仕事を始める。 96年『星の使者』(徳間書店)でコールデコット賞オナーブックを、2004年『生命の樹─チャールズ・ダーウィンの生涯』(徳間書店)でボローニャ・ラガッツィ賞ノンフィクション部門を受賞。その個性・芸術性が高く評価されている。ほかに『マドレンカ』『三つの金の鍵─魔法のプラハ』(以上 BL出版)など。

小池昌代(こいけ まさよ)
1959年、東京生まれ。詩人・小説家。2000年『もっとも官能的な部屋』(書肆山田)で高見順賞、07年「タタド」(「新潮」06年9月号)で川端康成文学賞を受賞。詩集に『地上を渡る声』(書肆山田)、小説に『ルーガ』(講談社)、エッセイ集に『黒雲の下で卵をあたためる』(岩波書店)など。絵本の翻訳には『おおきなきかんしゃ ちいさなきかんしゃ』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 文 講談社)、 『まんまるおつきさまをおいかけて』(ケビン・ヘンクス 作 福音館書店)などがある。