本のご紹介

サラスの旅

シヴォーン・ダウド 著 尾高薫 訳 塩田雅紀 画

本体1,700円(税別)
上製本/368頁/四六判
ISBN978-4-902257-25-0

ロンドンの児童養護施設で育った、14歳の少女ホリー。里親になじめず、学校にも居場所を見つけられずに、いつか故郷のアイルランドにもどって、母親と再会する日を夢見ていた。ある日、ホリーは引き出しの隅にしまわれた、ブロンドのウィッグを見つける。ウィッグをつけると、鏡の中の自分はぐっと大人びて、最高にクールでゴージャスな女の子ーーサラスに変わっていた。里親のもとを飛び出し、アイルランドめざしてヒッチハイクの旅に出たホリー/サラス。いくつもの出会いをかさね、記憶のかけらをたどりながら、旅の終わりにたどりつくのは、夢に見たあこがれの地? それとも……?
前作『ボグ・チャイルド』で、イギリス児童文学の最高峰カーネギー賞を受賞──シヴォーン・ダウドの描く、ロードノベルの感動作!(15歳から)

●著者紹介

Siobhan Dowd(シヴォーン・ダウド)
1960年、ロンドンのアイルランド系の家庭に生まれる。オックスフォード大学卒業後、PEN(国際ペンクラブ)で作家の人権活動などに携わる。2006年、デビュー作の「A Swift Pure Cry」でブランフォード・ボウズ賞を受賞。その後の活躍が期待されたが、2007年8月、47歳で逝去。没後、書きためていた作品が刊行され、『ボグ・チャイルド』(ゴブリン書房)で、2009年カーネギー賞、ビスト最優秀児童図書賞を受賞。
ホームページ http://www.siobhandowdtrust.com/

尾高 薫(おだか かおる)
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業。
訳書に「ガールズ」シリーズ、『ベストフレンズ』(以上、理論社)『リジーとひみつのティーパーティ』(フォア文庫)『おおきなわんぱくぼうや』(ほるぷ出版)『パパのメールはラブレター!?』(徳間書店)などがある。

塩田雅紀(しおた まさき)
1969年、東京都生まれ。創形美術学校卒業。95年、第6回グラフィックアート「ひとつぼ展」入選。装画に『白い犬とワルツを』『偶然の音楽』(以上、新潮社)『マーティン・ドレスラーの夢』(白水社)などがある。また、NHKみんなのうた「大きな古時計」(平井堅/歌)のアニメーションやスキマ スイッチのアルバム・ジャケットなども手がけ、幅広く活躍している。
ホームページ http://www.ab.auone-net.jp/~malu-pro/