本のご紹介

ボグ・チャイルド

シヴォーン・ダウド 著 千葉茂樹 訳 塩田雅紀 画

本体2,000円(税別)
上製本/480頁/四六判
ISBN978-4-902257-21-2

1981年、北アイルランド。国境近くの村に暮らす高校生・ファーガスは、紛争が続くこの土地から離れて、イギリスの大学で医者になることをめざしてい た。ある日、こづかい稼ぎに泥炭の盗掘にでかけた湿地〈ボグ〉で、少女の遺体を発見する。泥炭の作用で生々しく保存された遺体には、絞殺の跡があった。 一方、アイルランド独立をめざす兄・ジョーは、獄中でハンガー・ストライキを敢行。死へのカウント・ダウンがはじまる。故郷への思いと、自由への渇望と のあいだで揺れる ファーガスは、兄の命をかけて、ある決断をする……。 湿地の少女〈ボグ・チャイルド〉の死の真相とは? ファーガスは、その手に未来をつかめるのだろうか?
2009年カーネギー賞(英国)受賞の話題作、 待望の邦訳!(15歳から)

●著者紹介

Siobhan Dowd(シヴォーン・ダウド)
1960年、ロンドンのアイルランド系の家庭に生まれる。オックスフォード大学卒業後、PEN(国際ペンクラブ)で、アジアや中南米の作家の人権活動などに携わる。2006年、「A Swift Pure Cry」で作家デビュー、ブランフォード・ボウズ賞を受賞。その後の活躍が期待されたが、07年8月、がんのため47歳で逝去。死後、書きためていた作品が刊行され、高く評価されている。本書「Bog Child」は、09年カーネギー賞、ビスト最優秀児童図書賞を受賞。
ホームページ http://www.siobhandowdtrust.com/

千葉茂樹(ちば しげき)
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書編集者を経て、翻訳家に。訳書に『スター・ガール』『スキャット』(以上、理論社)『彼の手は語りつぐ』『雲じゃらしの時間』(以上、あすなろ書房)『ピーティ』(すずき出版)『雪の写真家ベントレー』(BL出版)など多数。札幌市在住。

塩田雅紀(しおた まさき)
1969年、東京都生まれ。創形美術学校卒業。95年、第6回グラフィックアート「ひとつぼ展」入選。装画に『白い犬とワルツを』『偶然の音楽』(以上、新潮社)『マーティン・ドレスラーの夢』(白水社)などがある。また、NHKみんなのうた「大きな古時計」(平井堅/歌)のアニメーションやスキマスイッチのアルバム・ジャケットなども手がけ、幅広く活躍している。
ホームページ http://www.ab.auone-net.jp/~malu-pro/